異なるサブネット間、及び、異なる建物間の SNMP通信 (UDP/161)の遮断について
SNMP（Simple Network Management Protocol）は、その名の通り、ネットワーク管理に使用するプロトコルです。機器の状態をネットワーク経由で確認したり、機器設定を変更したりする等に使用します。SNMPはそのプロトコルの性質上、悪用されるとシステムへ不正侵入されてしまいます。
SNMPは基本的にはシステム管理者が使用するものであり、一般の利用者が意図して利用することはありませんので、本学の異なるサブネット間、及び、異なる多建物間のSNMP通信は遮断するのがセキュリティには望ましいものとなります。ついては、このSNMP遮断についてご理解のほどよろしくお願いします。
注意事項
Windows 11 プリンターSNMP設定について
問題の概要
- 一部プリンタードライバで「SNMPステータスを有効にする」がデフォルトON。
- 異なるサブネットや建物間でSNMPが遮断されると、プリンター状態確認不可。
- PCが「オフライン」と判断し、印刷停止。
解決方法
- Windows 11の「スタート」→「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「プリンターとスキャナー」へ。
- 使用しているプリンターを選択し、「プリンターのプロパティ」を開く。
- 「ポート」タブで使用中の印刷ポートを選択し、「ポートの構成」をクリック。
- 「SNMPステータスを有効にする」のチェックを外す。
